初めは、裏にも革を当て、強度を上げることも頭にありましたが、ステッチの強化で、ブーツの強度を高めることにしました。
今回のリビルトで、バックステイにステッチを2本にし、三角のステッチを入れてもらいました。
RW2268のPT91の頃のものは、どうしても、このアキレス腱部分のステッチは切れてほつれてしまいます。
初めての試みで、心配でしたが、強度はもちろんのこと、ほつれる心配がなくなりました。
50'S~60'Sのレッドウィングのエンジニアはほとんどこのステッチが入っていました。
↑RW600(50'S~60'S)バックステイはブーツの背骨部分にあたるため、ここがしっかりしているブーツは、ヤレた時もシャンとしていてかっこいい。特にロング丈のものは、シャフトが倒れやすいので、このステッチが有効です。ソール交換の際に、一緒にリペアしてもよいと思います。バックステイの三角ステッチと言えば福禄寿では分ってくれると思います。
ようやくリペアから戻ってきました。
フルカスタムと言うよりリビルトといった方がよいですね。いやぁ、本当に嬉しい。
リペアに出したブーツが到着したこの嬉しさというのは、新しいブーツを買った時くらい匹敵する嬉しさがある。今回のリビルト内容①リウェルトWステッチ
②前ダブルミッド
③ブラウン仕上げ
④ビブラム#705(ブラウン)
⑤ベルト補強リペア
⑥腰裏交換
⑦中底交換
⑧バックステー三角ステッチここまでやったので、今回はリビルトという言葉を使いたいですね。
前回のWミッドリウェルトビブラム#700に比べ、ヒールがシングルなので、重心が少し後ろになりました。前ダブルは、店頭での立ち仕事の人には非常におすすめです。立っている姿勢が楽です。デメリットは少し歩きづらさが出ました。よく歩く方は、シングルミッド、ダブルミッドのほうがよいかもしれません。ミッドが2枚の方がやわらかい履き心地です。
個人的に一番見てくれのかっこよいソールだと思います。
歩いてみると、パタパタという音がでます。
色は3色ありますが、ブラック、ブラウン、アンバーです。
リウェルトWステッチにしました。前ダブルでゴツいイメージが出て、これが一番好きです。
やっぱこれがかっこいい。最近はシングルステッチの方がシャープ&ソリッドということで多いと思いますが、ここは個人的なこだわりですね。コバを出すことにより、アッパーのダメージを受けにくくなるんですよ。長く履きたいので、無駄にダメージは受けたくないですね。
バックルが曲がって、ダメージを受けたベルトを裏から革をあて、タタキによるリペアをしました。
ベルトの穴が伸びきって、破れていました。
今回は、中底交換もしました。中底は足が一番触れるところであり、全体重がかかるところでもあります。ガンガンタフに履きたいけれど、清潔でありたい気持ちもあります。
この頃のエンジニアは中古の流通がほとんどで、前オーナーの足の形などがついているものがありますが、ソール交換の際に、このように交換してしまうのもよいですね。特に8268の91は中底にヒビが入るものが多いのでこのように交換してしまうのも良いと思います。
腰裏交換です。
内側のかかと部分の革をこのようにヒールカウンターのステッチに合わせて縫い込んであります。
履き心地は、ハーフサイズまではいきませんが、クオーターサイズ?くらいは小さくなります。
ブーツの強度が上がり、より頑丈になりました。ヒールカップ交換もできますので、かかとが潰れているものは、このようにリペアしても良いですね。
バックステイに50'Sのレッドウィングのようにステッチを入れてもらいました。
リペアする方も、される方も初めての試みで、心配はしていましたが、非常に丈夫になりました。
本当に感謝です。
ウエスコも良く履きますが、個人的にはレッドウィングの2268が好きです。
革のエイジングによるこの質感、このシルエット、最高ですね。
レッドウィングのPT91の2268の弱い部分を克服したつもりです。
ヒールベースのプラスチック、アキレスステッチのほつれ、この2点を変えるととてもよくなりますよ。
最後に、福禄寿、中村さんありがとう!!